漢方薬、よくわからん😩

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薬局で漢方薬もらう事あるけど、他の薬と何か違うのか❓

効果あるのかな❓安全って聞くけど、本当❓味に癖があり飲みにくい😣

この様な疑問や感想持たれている方もたくさんいらっしゃると思います。

今回は漢方薬について、お話しさせていただきます❗️

お付き合い、よろしくお願いします🙇‍♂️

漢方薬とは

最初に漢方薬とはそもそも何か、お話しさせていただきます🙇‍♂️

そもそも、漢方薬とは「生薬」と呼ばれる、自然界に存在する植物・動物・鉱物の成分で

薬として利用できるものを複数組み合わせて構成された物です💊

イメージ的に中国から入ってきた ”中医学”を日本の風土・気候に合わせて体系化されたのが

漢方学です(日本独自の医学です

こんな感じでそれぞれ成分抽出し、混ぜて作っていきます😎

皆さんも一度は耳にしたことがあると思います、以下の漢方薬を例に解説していきます❗️

こちらの葛根湯ですが、中には7種類の生薬が入っております🌿

中でも名前の由来にもなっている ”カッコン”には発汗・止瀉・鎮痛作用があり

風邪の初期症状を抑えるのに効果的な成分です👍(解熱・鎮痛・下痢止め等)

また ”マオウ(魔王ではなく麻黄と書きます😈)”と”ケイヒ”と呼ばれる成分が

含まれており、この2つはお互いに作用しあい発汗作用を増強しています💪

このように単体の生薬だけの作用だけでなく、組み合わさることで効果が増強される

場合もありその点を加味して構成されています。

他の薬と何が違うの❓(証・同病異治・異病同治と西洋薬との違いについて)

「漢方薬って、他の薬と呼び方区別されているけど何が違うの❓薬なら全部同じでは❓」

こういった疑問も浮かんでくると思います。

風邪の症状の時に、一般的にお飲みいただいている薬は ”西洋医学“に基づいてます。

西洋医学は、起こっている症状にピンポイントに作用する成分を配合し即効性が

あります💊

例えば、解熱剤として使われるロキソニンや咳止めのコデインといった薬は飲んで

数時間後には症状が改善されています。

検査を重視し、検査結果に基づき対処しています(健診で血圧・血糖値高いので薬開始し

数値改善しているか確認等)

一方、漢方薬は患者様の訴えや体質を重視しそれを見ながら薬を処方していきます。

そのため、その方の体質に由来する症状(冷え性や虚弱体質等)や検査に現れにくい

症状(更年期障害の症状等)に対する治療を得意とします。

同じ頭痛の症状だったとしてもその方によって治療に用いられる薬が異なる場合があります。

その方の症状の訴えや、睡眠状態・体質等の体全体のバランスを考えて薬を出すので

同じ頭痛の症状でも違う漢方薬が用いられる場合があります。

漢方ではこの様な治療の考え方を、同病異治といいます。

また、異なる症状に対して同じ漢方薬が使われる場合もあります。

例えば、風邪の引き初めの方によく葛根湯が出されますが中耳炎の症状のある方にも

同じように葛根湯が使われます。このような考えを異病同治といいます。

症状が違っても、その方の体質や症候が同じであれば同じ漢方薬で治療するといった

具合です。

患者様の訴え・体質・生活リズム・生活環境等を漢方では “証” と呼びます。

漢方薬は効果あるの❓

これまで漢方薬とは何かと、西洋薬との違いについてお話ししてきました。

しかし、患者様にとって最も関心があるのは「漢方薬ってほんまに効くんか❓」

という所だと思います。

結論を申しますと ”即効性のあるもの” と”時間のかかるもの“に分かれてきます。

一例ですが、こむら返り(夜中に足が攣る)症状に対して用いられる芍薬甘草湯と

呼ばれる漢方薬は比較的即効性があります。私の薬局でも、こむら返りの患者様には

漢方薬を枕元に置いてもらい夜中に足が攣ったら舐めてもらうように説明しています。

時間のかかるもの(慢性病・体質改善の場合)だと数ヶ月〜年単位の期間を要します。

大半の漢方薬は、患者様のに合わせて出されており体全体のバランスを整えて

改善するとが目的なので西洋薬と比べて時間はかかります。

しかし、一時的な効果ではなく体質自体を改善できる効果が期待できるので

今までよりずっと元気で過ごせる可能性が出てきます。

ですが、あまりに長い期間(高血圧や高血糖に対する漢方で2年近く飲んでいる等)で効果が

出ない場合は証に基づく治療の判断に誤りがる可能性があるので、証を見直す必要があります。

漢方専門薬局で再度問診をしてもらい、証を見直し治療薬の変更を検討してもらうと良いと

思います。通常、慢性病では2種間ほどの継続で何らかの変化が見られます。

体質改善(風邪をひきやすい、胃腸の弱さ、アレルギー)には年単位の時間を要します。

毎回きっちり飲んでもらう必要はないので、辛い時はしっかりと・軽い時は1日1回という

風に調節して飲んでもらって構わないので継続することをお勧めします。

食前に飲まないといけないの❓

漢方薬をもらった際に、食前にお飲みいただくように指示されることが多いと思います。

これは食事の影響を受けない方が漢方薬は吸収の効率が良いからです。

ですが、食後に飲んだからといって効果が全くなくなるわけではないので飲み忘れたら

食後に飲んでもらっても構わないです。

まとめ

今回は漢方薬について、成り立ち・考え方・効果・効き目が出る期間・飲むタイミングについて

お話し致しました❗️

今回も文字だらけで読みづらい文章で本当に申し訳ないです🙇‍♂️

ご一読いただけるととてもありがたいです🤗

また次回以降に漢方をもっと掘り下げる記事を書けたらと思います❗️

お付き合いいただきありがとうございました🙇‍♂️

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